【シーズン3】壁積みサイクルその2
シーズン2を踏まえた、かなり攻撃的な積みサイクル
イカサマ | じしん | エアスラッシュ | |||
ちょうはつ | アイアンヘッド | マジカルシャイン | |||
リフレクター | いわなだれ | かえんほうしゃ | |||
ひかりのかべ | つるぎのまい | わるだくみ | |||
202-126-128-*-96-80 | 186-187-80-*-85-154 | 181-*-115-154-135-143 | |||
いたずらごころ |
かたやぶり AS↑252,H4 |
てんのめぐみ |
つららばり | ゴーストダイブ | ドレインパンチ | |||
ロックブラスト | ドレインパンチ | かみなりパンチ | |||
こおりのつぶて | かげうち | みがわり | |||
からをやぶる | つるぎのまい | ソウルビート | |||
125-161-201-*-65-122 | 131-156-100-*-125-148 | 165-151-145-*-125-147 | |||
スキルリンク A↑S252,B4 |
ばけのかわ A↑S252,H4 |
ぼうおん H116,A164,S↑228 |
Concept:積み技持ち5体で起点を作り続ける
展開は「壁+積み2体」か「積み3体」のパターンを選ぶだけ。
高耐久を誇るカビゴンが抜けた代わりに、壁なしでも行動回数が保証されたポケモンを多く配置しました。積みや終盤の締めを、より確実に行えるようになりました。
追加効果(Bダウンやひるみ)を押し付けやすい構築でもあるため、あまり運に左右されずに立ち回ることができました。
「パルシェン」または「トゲキッス」で積む
積みポケモンの軸として、多くのポケモンを倒せる「パルシェン」を据えました。ダイマックスの軸として現環境で一番抜き性能が高いであろう「トゲキッス」を置き、「パルシェン+トゲキッス」を基本の並びとしました。
このどちらも止めてくるポケモンを倒すため、積みポケモン3体を配置しています。特に、今回は物理受けと「バンギラス」を意識した構成となっています。
「壁展開」で崩しを豊富に
積みやダイマックスの動きを安定させてくれる「オーロンゲ」を採用しました。壁を展開することで積みやすくなるうえ、ダイマックスを大暴れさせることができます。
「オーロンゲ」は挑発を上から受けることなく壁を展開でき、戦術的に崩壊することがほとんどない最高の両壁使いです。
壁のおかげでごまかせる範囲が広くなり、ダメージレースで優位に立てます。
終盤のストッパーと抜きの両立
「ドリュウズ」と「ミミッキュ」は行動回数を確実に稼ぐことができます。
両壁からダイマックスをメインに据えるなら「オーロンゲ」を、積みポケの範囲まで削りを入れて起点を作るなら「ドリュウズ」を選出します。あとは、破ってパルシェンで削る→トゲキッスで抜く or カビゴンで詰めるだけです!
ポケモンごとの詳細解説
「オーロンゲ」について
壁から積みポケモンを動かしていくための、構築における軸。
壁により、裏に控えている積みポケが倒されにくくなり、ダメージレースで優位に立つことができます!
単体の性能UPを狙ったイカサマ、積みポケが確実に積むための挑発を採用した。従来の壁役と比較しても、強力なタイプと特性で最高クラスの安定感を誇る。
「ドリュウズ」について
初手の展開、または終盤のストッパー。
もともとは倒されてパルシェンやトゲキッスにつなぐための駒。ドリュウズを倒しに来るポケモンは、裏で起点にできることが多い。
当初はステロを撒いて倒される役だった。しかし、アーマーガアやヌオーなどに何もできないことが気になったので、剣の舞から崩せるようにした。
かたやぶりは特性てんねんの影響を受けず、ロトム、ミミッキュ、コオリッポに強いのも構築にとって重要な要素である。
Aは受けに来る相手を考えるとできるだけ高いほうがよく、環境のSラインが低くなるようなら意地っ張りでの採用が最も強いはずです。
「トゲキッス」について
ずっと愛用している、構築のダイマックスエース。
両壁からほとんどの攻撃を耐え、「じゃくてんほけん」を発動しつつSを上げて攻撃します。技範囲も広いので、現環境で最強の積みポケであると思っています。
S は1積みで最速ドラパルト抜き。
「パルシェン」について
非ダイマックスの抜きエース。
死に出しから積み技で無双を狙います。物理受けが来たら「おうじゃのしるし」で突破を狙います。
また、パルシェンの抜き性能がダイマックスを誘いやすいので、ダイマックス合戦に有利な構築です。
「ミミッキュ」について
2枚目のダイマックスエース、構築のストッパー。
バンギ、ガルド入りなどトゲキッスが出しにくいときに選出します。重くなりがちなサザンガルドやドラパルトに対しても強く出ることができます。
命の球を持つことで、ダイホロウで「H振りギルガルド」を飛ばせます。ダイマックスしなくても十分立ち回れるので、構築に柔軟性が増します。
ドレインパンチとじゃれつくは選択ですが、バンギラスとカビゴン、パルシェンがどれくらい重いかを見て選べばよいのでないでしょうか。
「ジャラランガ」について
S2は「ねっとう持ち」対策にドラパルトを採用したが、「ヌルアント」「カビゴン」「バンギラス」「ニンフィア」「サザンドラ」が重すぎて安定しませんでした。
そこで、上記のポケモンとロトムに対して強く、壁とも相性が良い「ぼうおんジャラランガ」の採用を考えました。
1積みダイサンダー+ダイサンダーでミミッキュは超高乱数で落とせます。積んでダイマックスしていれば、特化珠ミミッキュのじゃれつくを耐えます。
苦手なポケモンも多いですが、構築で難しいポケモンを軒並み起点にできる補完となりました。
基本選出と立ち回り
①挑発+壁から、トゲキッスまたはパルシェンに繋いで全抜きを目指す。
考え方としては、トゲキッスを受ける役とパルシェンの受ける役が重なりやすいので、どちらかを通すように削る立ち回りをしてから全抜きをします。
+
②挑発+壁から、ダイマックス+ストッパーor抜きを展開する。
ダイマックスで倒しきれなかった相手をストッパーで抜きます。行動回数が多い代わりに、素早さを上げることは難しいので、そこのケアが必要です。
+
③挑発+壁から、ジャラランガを展開する。
みがわりが残りやすく、状態異常に強いジャラランガを展開する。トゲキッスとパルシェンで抜けないポケモンが多数いる場合に選出する。
+
ドリュウズで初手や受けを削り、パルシェンに繋いでいく「積みサイクル」。壁がない分、何を起点にするか明確にしないといけません。
⑤ジャラランガから、トゲキッスまたはパルシェンに繋いで全抜きをします。
初手ジャラランガで身代わりを張ったり、積んで全抜きを目指す。初手に起点が選出されそうな場合に取る形です。 その後は積み2体で抜いていきます。
+
⑥ジャラランガから、壁を展開して積んでいきます。
初手からアドバンテージを取りに行きます。クッションとしてのオーロンゲ、そこから1体でSを上げて抜けるポケモンを選出します。
⑦積みメタとストッパーで固める。
壁なしの時、おそらく攻撃回数が最大に確保される選出。対面構築のような選出になる。相手にメタモンが入っているときや、どうしようもない相手の時に選出する。